諸聖人の日
(2 Noviembre,2008)   


11月1日は、毎年スペインでは祭日で、諸聖人の日。
スペイン語だと、dia de todos los santos。
宗教的な祭日です。
毎日が誰かの聖人の日に振り分けられています。
365人以上いるのでしょうね、聖人たち。1日に複数の成人の名が重なってたりします。
亡くなった日付けが、その聖人の日になるケースが多いようですが、
一概にそうとも決まっていないようです。
普通誕生日を重視するものですが、
聖人の日に限っては亡くなった日が重視されるのって、例外的ですね。

で、11月1日は、すべての聖人の日ということで、
死者たちが戻ってくるとのことで、皆、お墓参りに行きます。
この日は町で花を売る人が出てきたり、
花屋さんに人の出入りをたくさん見る日です。



お菓子屋さんでは、この日に食べるお菓子を売ります。
huesos de santos と言い「聖人たちの骨」という名です。
大きさは1本あたり、手の指くらいです。
マサパンってわかりますか?
アーモンドを練りつぶしたところに砂糖をたっぷり混ぜて作るお菓子ですが、
そのマサパンに似てます。
甘いのなんのって・・・。
一応、風習に従って食べておきました。



それにしてもスペインのお菓子は、キョーレツに甘いです。
その代わり、ご飯のおかずの中で、砂糖やみりんなどの甘味を使うことがないので、
糖分がすべてデザートに集中しているものかと思われます。
(自己流勝手な分析です。)



我が家もこの日には、ある故人に花を飾ります。
お墓を持っていない人なので、
思い出のある特別の場所に花束を置きます。
公共の道端なのに、
この花を持って行く人はいません。
ジプシーの花売りなども、神様に対しては特別なのか、
道端に花束があれば、持って行って一本ずつ売りそうなものの、
それはしません。道の草花をもぎ取っても。
私としては、すごくそういう見境ある態度に感心します。






ハロウィン
(1 Noviembre,2008)   


10月31日がハロウィンだなんて、
私が幼いときに何度も繰り返されてきた1年中の行事の中に、
その存在はありません。
思い起こせば、ある程度大人になってから、ハロウィンということで、
かぼちゃが飾られたりするのを見始めたような気がします。日本で。

こちらに来ると、ハロウィンが普通に存在し、しかも仮装する行事。
近所の子供たち(大群)が夜、家のブザーを押してきて、
何事かと思えば、魔女の格好をした近所の子供たちが、
「アメちょーだ〜い!」とスーパーマーケットのビニール袋を広げて待ってる光景に
出くわして以降、
ハロウィンの前になるとあわててアメを大量買いしておく習慣ができました。



今年からは、我が娘もその子供たちに仲間入りできるようで、
先日、お誘いの手描きチラシをもらってからは、仮装の準備をしなければ・・・と構えてました。
でも、どうも雨が続いていて、仮装もできないかも・・・
と気づいたので、雨で中止の場合、衣装が無駄だ!と、
どうせ1歳の子だからわかってないし、
天気の様子を見ながら・・・・なんて思っていたら、やっぱり雨。
買わないでおいて助かった・・・と思いきや、
夕方から雨が止んだのでした。
あわてて仮装屋さんに夕方飛び込みました。
これがまた、
仮装の専門店があるんですね。
カーニバルと、ハロウィンと、勝手に企画したパーティーでもない限り、
仮装なんてすることがないでしょうに、
その専門店があります。
しかもハロウィンの当日、店のレジに並ぶ人で渦を巻くほどの列ができていました。



そういわれて見れば、安いんです。
こんな安いと知っていたら、雨で中止になったとしても、
あらかじめ購入しておいても悔いが残ることもなかったのですが。
なんと仮装セット、上下と帽子付で、魔女セットが千円。

長蛇の列を並びながら、ふと私の横の人の首筋に、漢字が!
刺青です。読んでしまいました。が、意味不明。「安東尼」
じっと見ながら、なんて意味だ?
東→日本?
尼さん→修道女
安いの?なに?安い日本の修道女?・・・・
そんなのありえないし・・・
と考えてると、
本人が「なんて書いてあるか?」と聞いてきました。
尼さん→修道女んだけをとって、
ということで、「修道女の名前かも・・・」ととっさに答えました。
日本人に聞いてきて、本人は意味を知りたがっているものかと思ったのですが、
そうではなかったようで、
「ちがーう!」と。
「アントニオ!」なのだそうです。
「あ〜、そうそう」と言っておきましたが、
私に言わせりゃ「アントン二」ですが。
日本人が聞かれたら、やっぱりカタカナで書いてあげたほうがいいのでは?
と思いますが、
西洋人は、カタカナよりも漢字のほうが、よりエキゾチックで好きなようです。
過去に、トニーという知り合いに「僕の名前を日本語で書いてくれ」と言われ、
カタカナで書いてあげたとき、
「何で僕の名前は棒が5本並んでるだけなのか???
もっとくるんとカーブしたのとか、とんがったのは入ってないのか?」と
寂しそうにしたのでした。

最近、車のステッカーでも「不屈精神」と言う文字が流行っていて、
どこの土地でもよく見ます。




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